29日、野村不動産ホールディングス(株)は、野村ビルマネジメント(株)と野村リビングサポート(株)の2社の合併を決定しました。合併期日は2014年4月1日で、野村不動産グループ内で分散していた運営管理事業を統合することで、人材やノウハウの集約を行い、それぞれの分野においての顧客ニーズへの対応の充実を図ります。また、修繕工事受注をはじめとする収益機会を拡大し、グループ内で開発を強化している複合用途施設の管理受託や、PPP/PFIへの取組みなど新しい事業も展開していくようです。
新築戸建ての平均登録価格7ヵ月連続のプラスへ
不動産情報サービスのアットホーム(株)は、同社のネットワークにおける2013年9月期の首都圏新築戸建・中古マンションの登録価格および成約価格データを公表しました。新築戸建ての平均登録価格は、1戸当たり3,260万円で前年同月比2.3%プラスで、平均成約価格は1戸当たり3,277万円とこちらも前年同月比3.7%のプラスとなり、いずれも7ヵ月連続の上昇となりました。成約の25%は埼玉県で3000万円台~4000万円台が好調だったため全体の平均価格が上昇したものと見られます。一方の中古マンションの平均登録価格は、1戸当たり2,176万円で前年同月比1.9%上昇し3ヵ月連続のプラスとなりましたが、平均成約価格は、1戸当たり 1,934万円と前年同月比3.5%マイナスとなりました。ユーザーのニーズが低額物件に集中していることが要因となっているようです。
三井不動産、郊外型のショッピングセンター「(仮称)ららぽーと富士見」を着工
25日、三井不動産(株)は、埼玉県富士見市で郊外型のショッピングセンター「(仮称)ららぽーと富士見」を着工しました。開業は2015年春予定です。予定東武東上線沿線では最大級となる施設で、敷地内に約8,800平方メートルの公園を整備し、地域と連携したイベントが開催できる屋外イベントスペースが設けられているほか、バスやタクシーの発着場となる交通広場も設置されています。また、コージェネレーションシステムの導入や、壁面・屋上の緑化、太陽光発電、LED照明の採用など、創・蓄・省エネに配慮されています。ファッション、雑貨、飲食、エンターテインメント施設など、話題性の高い店舗が軒をそろえ、施設内各所に快適な休憩スペースやキッズゾーンも設けられており、カップルやファミリー、シニアまで幅広い世代の方が楽しめる施設となっているようです。
住友不動産、「シティタワー武蔵小杉」事前案内会を開始
住友不動産(株)は、開発中の大規模免震タワーレジデンス「シティタワー武蔵小杉」のマンションギャラリーを11月2日(土)にオープンし、事前案内会が開始されます。川崎市が進める武蔵小杉駅周辺再開発の中で、「小杉駅東部地区」、「中丸子地区」、「小杉駅南部地区」に続く、「新丸子東3丁目南部地区」に立地し、武蔵小杉駅周辺のセンターゾーンの最後となる大型開発です。日本初となるダイナミックパノラマウィンドウとアウトフレーム工法設計で、さらなる「眺望」と進化した「間取り」を実現。また、暮らしの安心感を高める免震構造で、24時間365日の有人管理を導入しています。眺望、室内空間、防災対策の3点に重点が置かれたタワーマンションとなっているようです。
イオンモールが「イオンモール多摩平の森」を着工
23日、イオンモール(株)は、「イオンモール多摩平の森」の起工式をおこないました。
開発地は、JR中央線豊田駅北口至近に位置し、公共交通アクセスに恵まれ、国道20号線から南に約500mと幹線道路からのアクセスも良好な立地となっています。コンセプトは「行くほどに日々の暮らしがもっと素敵になる。多摩平に暮らす楽しみが豊かになる。~緑あふれるコミュニティの庭~」となっており、1階は、屋外広場の「森のステージゲート」と館内のアトリウムを連動し、週末にはイベントを開催してモールのシンボル的空間を演出します。2階は、「湧き水の広場」と一体となるテラスレストラン、こだわり食の専門店などインドアガーデン「ぬく森ガーデン」と連動したフードコート、3階は、ファッション、雑貨、リラクゼーション&ビューティなど、4階はキッズとファミリーが楽しめるフロアとなっており、家族で楽しめる空間が多数用意されています。開店は2014年11月の予定です。周辺の商店街と連携・共存することで多世代のコミュニティーが生まれそうです。
東京都が太陽光発電屋根貸しセミナーを開催
東京都は、「屋根貸し」への理解を深めるため、11月20日に「太陽光発電屋根貸しセミナー」を開催します。東京都環境局が、「屋根貸し」をした場合の発電事業者・建物保有者のメリットをわかりやすく解説するほか、屋根の借り手と貸し手のマッチング事業など、東京都の取り組みを紹介します。当日は「屋根貸し」契約書モデルやガイドラインが配布され、解説をおこなってくれます。新分野の「屋根貸しビジネス」。今後各地に広がっていくかもしれません。
なんば駅構内に駅ナカ商業施設「ekimo(エキモ)なんば」がオープン
31日、大阪市交通局・南海商事・東急不動産は、大阪市営地下鉄御堂筋線なんば駅構内に、駅ナカ商業施設「ekimo(エキモ)なんば」を開業します。「ekimoなんば」は、今年4月に開業した「ekimo天王寺」に続く駅ナカ商業施設第2弾で、「ekimo」シリーズの中でも売場面積が最も広く、関西地下鉄の中では、最大規模の駅ナカ商業施設となります。大阪市営地下鉄御堂筋線「なんば」駅地下1階コンコースに位置し、北改札北側の「NORTHゾーン」に11店舗、中改札と南改札間の「SOUTHゾーン」に8店舗の、計19店舗を出店します。関西初出店となる流行発信ショップ「ランキンランキン」など『便利』なだけでなく、幅広い人に『愉』しんでもらえるトレンドとエンターテイメントを発信するショップが勢揃いしているようです。
UR都市機構、ディズニーのラッピングルームの入居者を募集
(独)都市再生機構(UR都市機構)は、賃貸住宅「コンフォール浦安弁天」にディズニーのラッピングルームを備えた住居を設置し入居募集を開始しました。ディズニールームでは、ミッキーはもちろんのこと、ドナルド・ダックやくまのプーさんなど顧客の希望のディズニーキャラクターでコーディネートすることができます。2LDK~3LDKの3戸で月額家賃は13万3400円~14万7000円。募集期間中(2013年10月19日~11月4日)は、現地オープンルームも公開されます。「コンフォール浦安弁天」は東京ディズニーリゾートがある京葉線舞浜駅から徒歩15分の場所にあり、ディズニー好きにとってはまさに「夢の部屋」となるかもしれません。
二子玉川ライズでクリスマスイベントを開催
東京急行電鉄(株)、東急不動産(株)は、11月14日~12月25日の期間「二子玉川ライズ」でクリスマスイベントを開催します。今年は、“光と音と街と。ことしも、ライズの特別な冬がはじまる。”がテーマで、12mの巨大なイルミネーションツリーをメインに、光と音の各種イベントがつぎつぎと実施されます。11月16日に、イルミネーション点灯式がおこなわれ、テノール歌手小栗慎介氏によるコンサートや、ゴスペルのパフォーマンスなども開催されます。この冬限りの魅力あふれるクリスマスイベントが楽しめそうです。
住宅ローン減税の延長と拡充
消費税率引上げに伴う税負担の増加による影響を緩和するため、住宅ローン減税が平成26年4月1日から拡充されたうえ、適用期限が平成29年末まで延長されます。現在では10年間の控除額合計は最大で200万円ですが、適用後は400万円(長期優良住宅、低炭素住宅の場合は最大で500万円)になります。また、住宅ローン減税は、所得税が少ないために全額控除できなかった場合、残りを住民税からも控除することができます。現在は控除上限額が9万7,500円とされていますが平成26年4月1日から13万6,500円に拡充されます。マイホーム購入を検討する際には、増税や減税による影響の見極めが必要となってきそうです。